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能島孝志ブログ 2017年6月

墓石だけに限らず「国産品」は値段が高いことを消費者は知っているのだが...

お墓・墓石だけに限らず、やはり安心のキーワードは、
なんと言っても「国産」と考える人は少なくありません。


野菜も中国産より国産。


豚肉もアメリカ産より国産。


鶏肉もブラジル産より国産。


家電製品も中国産より国産支持派の方が大多数です。


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韓国の乗用車が2016年に日本で売れたのはたった7台とのこと。


特に、人の口に入る食品に関しては、値段が高いのは分かっていても、
国産品を選ぶ人が多いのは、やはり安心感としての理由でしょう。

墓石も国産は、中国やインドなどでつくられる外国産墓石と比べると、
値段が高いのは、食品をはじめとする他の商品と全く同じです。


そうです!やはり国産の墓石は値段が高いのです。


でも、多くの一般消費者は食品のように納得はしてくれません。


「国産は欲しいが値段は安いにこしたことはない」という人が多いのです。


中国産墓石の予算で国産墓石を要望される方も結構います。


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中国の石材加工工場に大量に送られた大島石原石



その結果として、日本の石を大量に中国に送り、
中国の石材加工工場で墓石として加工された製品を、
再び日本に輸入して販売される「国産墓石?」が登場したのです。


素材が国産なので「国産墓石」で法的に問題ないのです。


納得がいかない消費者の方もおられるかと思いますが、
現行法律では何の問題もなく「国産墓石」として販売できるのです。

したがって、販売する石材店側も、中国で加工された事実を伝えず、
単に「国産ですから安心ですよ!」なんてトークで売るわけです。


購入者も、日本の石がまさか中国で加工されているなんて思いません。


日本の石なんだから、当然日本でつくられていると思っています。


それどころか、購入した石材店が自社の工場で石を切って磨いて、
国産の墓石をつくっていると思っている人も意外と多いのです。


過去ログ「自社加工の墓石なら安心か!?」をご覧ください。

               
現在、市場に流通している国産墓石は、日本国内で加工されるものより、
中国でつくられる通称国産墓石の方が圧倒的に多いのが現状です。


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琵琶湖の生態系が外来種により危険にさらされているのと似ています。


しかし、国内の卓越した技術力をもつ職人の手でつくられた国産墓石と、
中国の石材加工工場でつくられた国産墓石と呼ばれるものでは、
矩手(かねて:直角という意味)が出てないなどの製品精度や、
経年による磨きの艶持ちなど、根本的な違いは歴然なのですが、
消費者にはなかなか理解を得ることができていないのが現状です。

その理由として、国内加工の国産墓石と中国加工の国産墓石の違いを、
きちんと説明することなく、値段の安さのみを前面に打ち出し、
とにかく契約を急ぐ営業マンが多いということも原因の一つです。


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庵治・牟礼の一流工場で加工した角花瓶型花立て



国内加工の国産墓石と中国産の国産墓石とがどう違うのかなど、
「素人が見ても分からない」と思っている消費者も多いでしょうが、
実際に建っているお墓を見ていただくと意外と違いが分かるものなのです。

実際に当社で、墓地を案内させていただいたほとんどの方は、
自分自身が思っていた以上に品質に差があることに驚かれます。


そして、その違いを知った方は中国加工の国産墓石は選びません!


たとえ、値段が少々高くとも、国内の一流工場の職人の手でつくり上げた、
完全国内加工の「純国産墓石」の方をほとんどの方が選択されます。


値段が高くても国産の食品を買うのと同じです。


違いが分からないから、必然的に安い方を選んでしまうのです。


中国加工の国産墓石と国内加工の純国産墓石の違いを、
ご自分の目で確かめてみたい方はご遠慮なくお問い合わせください。


まさに「目からウロコ」ですよ!


ご相談、御見積りは全て無料です。


お墓・墓石は高額商品であり、簡単に買い替えするものではありません。


ましてや、高級国産墓石を選ばれるとなるとなおさらです。


十分な情報収集と自分自身の目と耳で、何を選べば間違いないのかを、
きちんと確かめた上で、信頼できる石材店を選ぶことが、
失敗・後悔しない、心から満足できるお墓づくりの方法です。


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なお、お墓に関するご相談や、墓地での詳細説明につきましては、
お客様ごとに私・能島孝志が個別に対応させていただいております。

せっかくご来社いただいたにもかかわらず、お会いできなかったり、
お待たせすることがないよう、事前予約をお願いしております。

以下の「お墓の無料相談 予約カレンダー」をご確認の上、
お電話にてご予約頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

[お墓の無料相談 予約カレンダー]
https://www.daiichisekizai.com/reservation/


私ども、第一石材では、しつこい売り込みや、自宅への訪問営業、
電話での後追いなどは一切いたしておりませんのでご安心ください。


一般消費者の多くの方が知らない国産墓石の秘密

お墓を選ぶ際に、国産の墓石を希望される理由は何なのでしょうか?

日本人の多くの消費者は、お墓・墓石だけに限らず、
「国産」の製品・商品を望まれる人が数多くいらっしゃいます。

国産の食品、国内縫製の衣料、国産の家電製品など、
少々値段が高くても、国産品を好まれる方が多いのです。

これらの国産品を買われる方の多くは、商品・製品の良し悪し以前に、
「国産」=「安心」という観点から国産品を選ばれるのです。


ところが、この「国産」の定義が結構分かりにくいのです。


例えば、スーパーなどで「国産牛」と表示されている牛肉を、
なんの疑いもなく、国産品と思って買っている人が数多くいますが、
この「国産牛」とは、外国で生まれた牛を生きたまま輸入し、
日本国内で3カ月以上飼育された牛の牛肉のことなのです。
(参照サイト:https://www.kokusanboseki.com/blog/2015/06/entry_979/)


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「国産牛」はどこの牛?


つまり、「国産牛」と表示されて販売されている牛肉は、
元来の日本の牛ではなく輸入牛なのですが、なぜか「国産牛肉」なのです?


このことを知っている人が、いったいどのくらいいるのでしょう?


墓石の場合もこれと同様のことが言えるのです!


日本国内の採石丁場で採掘された国産の石を中国に送り、
中国の石材加工工場で墓石として完全製品化されたものを輸入し、
「国産墓石」と表示して販売しても法的に全く問題ないのです。


しかも、中国でつくられたということを明記する必要もありません。


堂々と「国産墓石」として販売できるのです!


でも、一般消費者は、「国産」=「日本でつくる」と思っているのでは? 


そして、日本のものを日本でつくるから安心だと思っているのです。


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国産墓石の約8割は中国加工


しかし、墓石の場合、「国産墓石」と称して販売されているものの、
おおよそ80%が、中国の石材加工工場でつくられた製品なのです。

つまり、日本の市場に流通しているほとんどの国産墓石は、
中国で加工された国産墓石だと考えて間違いないくらいなのです。

あなたは、たとえ中国でつくられたものであったとしても、
何の躊躇もなく「国産墓石」を選んで購入されますか?


何を求めて国産墓石を選ばれるのかを今一度考えてみましょう!


材料(石)さえ国産であれば、加工は中国でも構わないのですか?


日本の高い技術力を有する加工工場でつくられる国産墓石と、
中国加工の国産墓石との違いを知りたい方は以下へお問い合わせください。




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